バンコクには、MRTと呼ばれる地下鉄がはしっています。その地下鉄を利用する際に便利なのが、MRTカードと呼ばれる交通ICカードです。
この記事ではMRTカードの作り方から利用方法まで詳しくご紹介。これを読めば、きっと地下鉄移動が快適になるはずです。
目次
MRTカードとは?
MRTカードとは、バンコクの地下鉄で利用することができる、チャージ式の交通ICカードです。
Suicaと似たようなものですが、MRTカードが利用できるのは地下鉄のみ。Suicaのようにコンビニや店舗等での支払いに利用することはできません。
また、BTSと呼ばれるバンコクの高架鉄道で使うこともできないので、注意が必要です。
初回の最低チャージ金額が100バーツなので、地下鉄の利用料金が100バーツを超えることが分かっている場合や、いちいち行き先を確認して切符を購入するのが面倒な場合は、発行した方が便利でしょう。
MRTカードの作り方は?
MRTカードは、MRTの駅であればどこでもつくることができます。
駅員の方々は基本的に英語ができるため、改札の横にあるチケットオフィスに行き、窓口で「MRTカード」と言えば伝わるでしょう。
筆者は窓口に飾っているMRTカードの見本を指差して伝えました。
MRTカードは「一般」「子ども」「学生」「シニア」の4種類がありますが、観光客が適用されるのは一般カードのみのようです。
MRTカードの発行はいくらかかる?
MRTカードの発行には、発行手数料30バーツ、デポジット50バーツ、初回チャージ料100バーツの合計180バーツがかかります。
2019年7月現在、MRTカードの発行にパスポート等の身分証明書類は必要ありません。180バーツさえ用意すれば、誰でもすぐにMRTカードが発行できます。
ちなみにデポジットの50バーツは、カードを返却すれば返金されるようです。
カードの見た目はこんな感じ。青色がかっこ良くておしゃれな気がします。個人的には、うさぎやキャラクターが描かれているBTSカードより好きかもしれません。
MRTカードの使い方は?
MRTカードの使い方は、とっても簡単です。改札にMRTカードをタッチすれば、自動でゲートが開きます。
改札を出る際も同じようにタッチすれば、出ることが可能。その際画面に残りのチャージ金額が表示されます。
MRTカードのチャージ方法は?
MRTカードのチャージは、購入時と同じくチケットオフィスで行うことができます。
チャージしたい金額分のお金と、カードを差し出して「チャージプリーズ」と伝えれば対応してくれるでしょう。
MRTカードを作った方が良い人は?
同じ距離を走っても、BTSよりMRTの方が少し安く済みます。たとえばMRTはBTSサラデーン駅、BTSアソーク駅、BTSモーチット駅等で乗り換えが可能です。
MRTスクンビット駅〜MRTシーロム駅と、BTSアソーク駅〜BTSサラデーン駅はまったく同じ距離ですが、かかる料金はMRT23バーツ(約98円)、BTS37バーツ(約130円)と差があります。そのため同じ距離を移動するのであれば、MRTを使った方がお得です。
MRT沿いのホテルに滞在する人や、行きたい場所がMRTの近くにある人は、MRTカードを作った方が便利かもしれません。
MRTカードを作って、バンコク旅行をより快適に
旅行ではたくさん移動するもの。どうせならその移動を、なるべく快適にしたいですよね。
MRTカードは、切符をいちいち買う手間や、窓口に並ぶ手間を省いてくれる優れもの。電車移動が格段に快適になります。
MRTカードを上手に使って、バンコク旅行を楽しみましょう!